足掛け2年。すったもんだあって、なかなかまとまらなかった買取案件があります。
こちらから、”売ってもらえないだろうか”と持ちかけていた案件でしたが、こちらの買取提示と売主の希望価格に400万円の差額があり、難航しておりました。
売り主の方も、”急がないので、無理に売らないね。値段の妥協はないよ。”そんな状況でした。
当然、売るなら高く売りたい。買い取るなら安く買い取りたい。そんな相反する思惑の中で、話をまとめ上げていくのが我々の仕事なんですが。。。こんだけ値段に開きがあれば、現実は、うまくいかないことの方が多いです。
でも、仕入れれば売れる物件であることはわかっているので、どうしてもほしい物件でした。。
しばらく、2年間、我慢比べみたいな様相になっておりました。
先日、電話してみました。
”まだ、売っていませんか?まだ、売られていないのであれば、どうしても買いたいので、何とか売ってもらえないでしょうか。少々歩み寄ることできないですか”と私。
結局、400万円の開きを、売り主が100万円下げて、我々は希望よりも300万円上げて、決着しました。
ちょっと高掴みしたかなぁという感はあるものの、立地が良いので、私が折れました。正直、売り物が少ないという事情もあって、いい物件なら少々高くても買い取って仕入れたいという気持ちもありました。
売主も80歳を超え、終活というタイミングもあって、少々値段は折れてくれた感じもしました。
2年経ってそれぞれの状況が変わり、タイミングがあったということでしょうか。。
つくづく、不動産は高くても場所のいいところに持つ方がいいということを感じる案件でした。
今回は、土地に建物があるので、リフォームして再販する予定でおります。予定より仕入れが高くなってしまった分、リフォームで圧縮して、帳尻合わせできればなぁと思っております。