先日の地元紙の一面です。記事の内容ですが、そうなのかなぁ~?と思いながら読んおりました。少々、最近の新築物件の高騰、土地の高騰について、綴ってみたいと思います。
まず、この記事の内容は、まとめると以下の通りとなります。
帯広の土地、新築物件の価格が上がった。新築が値上がるのは、ウッドショックによる資材の高騰が影響している。さらに、低金利による高額住宅購入の誘発があった。土地が上がるのは、誰かが上値を試し、売れたから追随されて上昇が続けた。価格の高騰で、新築物件、土地の販売が鈍くなった。市内の不動産業者の中には、仕入れた土地の値段を下げて売る事例も出てきた。これからは、土地は下がる局面になる?!
といった内容です。
まず、新築物件の高騰ですが、資材の高騰は、当然売価に直結していくのでその通りなんだろうと思います。資材の高騰よりも、慢性的な働き手の不足による人件費の高騰の方が、住宅高騰において問題視すべきところだと思います。若い働き手の方が圧倒的に少ない。。どうでしょうか?学校を卒業して、大工さんになるという若い方、減っているのではないでしょうか。資材高騰よりも深刻です。人手がいないので、職人さんを確保するために賃金アップを強いられる。この傾向は、資材があろうがなかろうが、継続して続いていく問題なため、ウッドショックが落ち着いたとしても、価格高騰のネックになることが予想されます。
次に土地の高騰についてですが、確か競りあがっていく場面もあるんだろうと思います。高く買って売れたから、その値段につられて高くなった。。そりゃそうなんだろうと思いますが、競りあがっていくその理由は何なのか?そこが知りたいところで、その部分のコメントほしいところです。。
土地が上がっている都市の共通項。
2つあるんじゃないかなぁと思います。1つは、その街の経済活動、経済力。もう一つは、その街の魅力度。
十勝・帯広についてどうでしょうか。まず十勝・帯広の経済状況。以前のブログでも触れましたが、北海道では、断トツの納税額の多いエリアです。当然、土地の値段が高くて当然という見方もできると思います。次に街の魅力度。住宅ローン関連の民間会社が付けたランキングがあります。帯広市、上位です。
ざっくりですが、経済活動が活況で、住みやすい土地。これって土地の値段が上がって然るべき理由ではないかと思います。
私も、土地の買取をしております。同業者との土地の競り合い、高くても買いたい方がいる場合は、競り上っても土地を買い取っています。そんな方が帯広にはいるということも追記しておきます。
一見すると、不動産業者などが競り合って値段を釣り上げているというような印象を受けますが、実際はそうじゃないような気がしてます。
この記事のタイトル
『帯広宅地 値下げか』
となっておりますが、私が記者なら、
『帯広宅地 適正価格に戻ったのか』
っていうタイトルにしたいですね笑。
多分、この記事を書いた方は、帯広の土地はそんなに高くないだろうっていう考えなのか、もしくは、土地下がれよっていう思いも込めて書かれているのか、そんな印象を受ける記事でした(この記事にもそれなりの真実もあろうかと思います。。けっして批判しているわけではありません。。自分なりの考察を綴っただけです。。。)。
そうそう、土地の価格って、そもそもその街の魅力に比例します。当然ですが、高くても買いたいと思わせる魅力がその街にあれば、土地の値段は上がります。
触れておりませんが、温暖化という社会問題(間違えなく年々気温が高くなるという問題)は、帯広含め、北海道エリアは、プラス材料になろうかと思います。東京の夏の気温が、40℃が当たり前ということが現実になったとき、東京から、涼みを求めて移住先に帯広という方も加速することが予測されます。
下がるのを待ってから土地を買うという論調(今は上がり基調で、そろそろ下がってきますよという論調)よりも、さらに上がる可能性のある帯広の土地は、買えるのは今のうちというのが、私が意見でしょうか笑。。
帯広の土地は、今が買いです!
不動産。大きな買い物です。色々な意見を加味しながら、最後に決断されるのは、購入される自分自身であるということも、最後追記しときます。。