築22年以上の木造を狙え!

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減価償却の表。なじゃこれ?
私も、不動産業界で仕事をするようになってから出会った表です。
不動産を売却した後に、税金の計算で使うため、見方を教わりました。多分、一般の方はほとんど使うことがない表だと思います。
不動産の投資物件を買う時に使っています。
今回お客さんが投資物件を買う当たって、こんな風に使っています。
購入した物件は、4,750万円。
建物が2,950万円、土地が800万円の築18年の木造の物件になります。この物件は上の表で行くと、上から2番目。償却が22年の物件になります。
不動産の建物(土地は除く)は、この表にある年数で、価値がなくなるということを決めています。
この物件は、今、18年経っているので、残り22-18=4。すなわち、あと4年したら価値がなくなるということになります。
じゃ、何が起こるのか。
4年のうちに建物の価値がなくなるので、建物の2,950万円が毎年2,950万円/4=737.5万円 すなわち毎年737.5万円財産がなくなっていくということで、その分を損失とみなし、会社の利益から差し引いてもよいと決められています。
実際には、毎年建物が737.5万円ずつなくなっていくわけでもないのですが、そのような利益を削ってもよいと国が許可しています。
単純な話、償却できる資産を持つと、会社に利益が出ても、その不動産の償却費を使って利益から差し引き、払うべき税金を軽減できるということになります。
上の話は、話を分かり安くするように細かいところは、考慮せずに書いております。
実際には、木造の中古物件を買う場合は、残っている償却期間4年を加えた期間が償却期間になります。なので8年ということになります。よって、毎年利益から削ってよいのが737.5万円ではなく、368.75万円になります。また、価値がゼロになると書いておりましたが、10%の価値になるというのが本当です。
こまごま書いてしましましたが、償却期間が短いものの方が、減価償却費が大きな数になり、毎年利益から大きな金額を引くことができるということになります。
例えば、不動産の資産を持ってお金を残そうと考えたとき、仮に築年が同じ、毎月入ってくる家賃収入も売買価格も何もかも同じ条件で、鉄筋コンクリートと木造物件を比較した場合、木造の方が倍くらい、毎年償却をとることができるということになります。償却を過ぎた物件の場合は、木造の場合、すべて4年になります。
会社に利益が出て、節税したいと考えた場合、築22年以上の木造を持つことを薦めます。
私の会社はそこまで考えるほどの利益はでておりませんので、そのようことを考える必要はないのですが、そんなことを考える経営をしてみたいものです。

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