いい金融機関って、どんな金融機関でしょうか。
自分に訊かれたら、何と答えるでしょうか。
〝お金を沢山貸してくれる金融機関〟と即答です。笑
世の中に沢山の金融機関がありますが、どの金融機関がよく貸しているのかを知る指標があります。
『預貸率』。。〝よたいりつ〟と呼びます。
預貸率って、何かというと金融機関さんが、集めたお金(金融機関に預ける貯金ということになります)のうち何割貸しているのか。。その比率(%)を、預貸率といいます。
預貸率は、各金融機関さんディスクロージャーと呼ばれる財務内容を書いた冊子から知ることができます。
例えば、地元にある帯広信金。ディスクロージャー。次のような数字出ています。
帯広信金さんの場合、預金で7,353億円集めていて、そのうち3,221億円貸し出しています。
よって、帯広信金の預貸率はというと。。。
3,221/7353=43%
帯広信金さんの預貸率は、預金の43%を貸していることになります。
ちなみに、帯広市内にある信金、信組さんの預貸率は次のようになっています。
網走信金 35%
釧路信金 41%
北見信金 36%
十勝信組 65%
こう見ると、地元の帯広信金・十勝信組さんとも、他行さんに比べよく貸しているということがわかります。
それにしても、十勝信組の預貸率、突出しています。帯広市民から好かれているのも分かるような気がします。
恐らく、預貸率の低い金融機関さんは、集めた預金で、株を買ったり、国債を買ったり、違う運用をされて、営利活動をされているんだろうと思います。
この数字から、それぞれの金融機関さんの企業姿勢を読み取ることができます。
当然、年々変わる数字ですが、参考にまで載せときます。。