ネパールは、山岳に沢山の家が坂の途中に沢山建っておりました。上空から撮った写真ですが、山のてっぺん、登る途中、どこでも行っちゃえという感じです。日本のように地震が多くないからでしょうか。
何せ村は坂だらけの感じでした。不便に感じないんだろうかと思いました。平野が少ない山岳部が多いネパール。坂に家を作り、村ができるのは、当たり前の流れなのでしょうか。生まれたときから、これが当たり前となれば、この国の文化というか風土というか、そうなっていくんだなぁと思ったりもしました。
アルジュンさんの田舎、ヘリで2時間、山の中に入ったところでした。
ここの村から裸一貫で出て行った彼は、ビジネスの世界で成功した村の英雄ということなんでしょうか。村のおもてなしにそう感じました。
ちなみに、こんな歓迎を受けたことはありません。
ヘリコプターで降りたったところから始まった村への凱旋、村人も度肝を抜かれたに違いありません。
ヘリコプターで降り立つときには、どこからこんなに人が出てきたんだろうと思うくらい人だかりになっておりました。
降りるや否や、日本で言うちんどん屋さんのようないろいろな打楽器(民族楽器?)を持った10名くらいの集団が我々の前を歩き出しました。
実は、アルジュンさん、日本で稼いだお金の一部を、貧しくて学校へも行けない子供達のために、寄付をして学校をつくっておりました。
その学校へまずは連れて行って頂きました。
着くとすぐに子供達がグランドに集められ、いきなり歓迎のセレモニーが始まってしまいました。
何も聞いていなかった我々は少々、面食らいました。
子供達です。
そうそう、靴も買うことが出来ない子供も多く、直面する貧しさを肌で感じました。しかし、子供達の目は、きらきらしていたのが印象的でした。
そして我々。こんな感じで、民族の帽子を頂き、子供達の前で挨拶する羽目となってしましました。
ちなみに手前が一緒に行ったH先輩。結構ネパール式が似合っていました。
学校の中を見学する時間が合ったので、撮った写真をアップしておきます。
机と椅子になります。
我々が想像する学校とはかけ離れたものでした。この国は、今、ここから始まっている状態の国ってところでしょうか。
こんな現実をみると、自分たちが暮らす日本という国が、どれだけ豊かなのか、そして、普段当たり前に思っていることがどれだけ尊いことなのか気づかせてくれます。世界とは貧富の差があるものだと思う瞬間でした。
反面、貧しさから来るハングリーな精神も教えられました。もっと、もっとビジネスで成功して村を喜ばせたいというアルジュンさん。仕事をする上での大切なものを教えられた感じがしました。
彼が経営するカレーショップ『ビスタ-レビスタ-レ』。是非ご利用して頂ければと思うところでしょうか。