77歳の定年

今日、取引のある不動産会社の社長さんがご来店されました。
いつも、大日本帝国海軍の帽子をかぶって来られる姿が、鉄道マニアのような人たちを髣髴させ、個人的に微笑ましく感じる方です。
ネットで探してみました。ありました。。こんなんです。
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賃貸物件も所有されるので、入居の斡旋のことでお話しすることが多いのですが、今日は少し違っておりました。
“最近、耳が調子悪くて、両方の耳に補聴器を入れているんだけど、なかなか聞きにくくてね”と社長。
昨年から、耳の不調を話されていたのは聞いておりましたが、かなり聞き取りには苦労されているようでした。
“実は、今月一杯で不動産業も廃業しようと思っているんだよね。。”
“・・・・”
今年で77歳になる社長さんで、いつも面白おかしく自分のことを褒めてくれる社長さんなので、個人的に好きな方でした。
普通であれば定年を過ぎている年齢ですが、この年まで仕事を続けて来られた事、立派です。
私が言うと軽々しくなってしまいますが、それにしても立派です。
廃業。
華々しく開業するときとは、対照的です。。
事業が終わるときは、静かにひっそり過ぎ去りし過去を振り返りながら、終わるものでしょうか。
何となくさびしく感じます。
私も、その域に達するまで、あと34年あります。どんな世の中になっているのか想像できませんが、そのときに私の会社はあるでしょうか。
頑張ります。この社長さんのようにその年まで健康で仕事が出来ればいいなぁと思うところでしょうか。
ともあれ、ご苦労様でした。ささやかですが、労いの言葉お送り致します。

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