減価償却。。何じゃそれ?
会社の決算書なんかみると、減価償却費って項目で出てきます。
たまたま、賃貸の投資物件を購入されるオーナーから質問がありました。
“マンションを購入するに当って、銀行さんの資金計画に減価償却費って項目があるんだけど、どういうもんですか?”
っていう内容です。
マンションの収入が毎年500万円。共用部分の電気代、補修費、もろもろ引いて、出てきた利益から、税金引いて、最終的に手残りの金額が出てきます。減価償却費用は、上でいうところのと、共用部分の電気代、補修費、もろもろ引く経費の中に入っています。
じゃ、これって、経費なのか?と言うことなるんだけど、お金は出て行っていないのが不思議な経費と言うことになります。だれかに支払っているわけでもありません。
これは、不動産のような財産を持ったときに許される特権のようなもので、ある計算式があって、その金額だけ経費に入れて利益を減らしてもいいよっというものです(実際には、利益が減れば、税金も減るって言うことになっていきます)。
具体的に、アパートを買った場合。新築アパートを、現金で買いました。
(ひとまず減価償却と言うことを考えないおります)。
家賃が年間1000万円入ってきました。
経費が200万円かかりました。
利益が800万円でました。
税金が、144万円(利益の18%)取られました。
最終的に税金を支払ったあとの手残りは、800万円(利益)-144万円(税金)=656万円ということになります。
この物件に対して決まった計算式によって出てくる減価償却が、仮に100万円だったとすれば、100万円を経費に入れて計算できるので、
800万円の利益が、700万円になります。
税金は、126万円(利益の18%)
ということは、減価償却を計上できるので、144万円-126万円=18万円 税金が少なくなると言うことです。
最終的には、674万円の利益が出たということになります。
減価償却は、物件の耐久年数が過ぎるまで、定額で計上できます(詳しくは割愛しますが)。
鉄筋コンクリートの場合、47年間。木造物件の場合22年間、減価償費という出て行かない経費を計上でき、税金の優遇が受けていけるということになります。
株などの金融ものにはない、税金の優遇が不動産投資にはあるということになります。
だから、不動産投資がいいということにはなりませんが、そのような経費も計上できると言うことも知っているのも、無駄な知識ではないかと思います。
もっと、詳しく知りたい方は、私の尊敬するこの方にお電話してみてください。