土地の所有者が、脳梗塞で倒れて意識がない方の商いに携わっております。当人は、当然のごとく土地を売ったり買ったりすることはできないため、この方の代理人を通して、商いを進めることになります。聞きなれない言葉ですが、このような方を成年後見人(せいねんこうけんにん)と呼んでおります。裁判所から認められている方になります。ちなみに私は、このようなケースは初めてですが。。この方の土地を買いたいという方は、ある理由があって、この土地をかなり必要としているため一般の価格の3倍弱の値段提示しております。私から見ると、破格です。帯広の駅前の一等地なみの金額提示です。速やかに売ればいいのになぁというのが本音ですが、人様のご財産、軽はずみな言葉は控えております。。成年後見人(この方の身内になりますが)の他に、親族の方も話し合いに加わっており、みんなで話し合ってという形になっております。しかし、問題なのは、ご家族の方の意見が割れているっていうことです。平和な親子関係に意見の対立を持ち込んでしまう様な結果になっており、私自身の仕事とはいえ、いささか微妙な心持ちでおります。家族の和が壊れないように、仲介者の能力も問われているところでしょうか。。うまくいきますように。。。