金子修さん。
平成16年、創業した時に、たまたま私の事務所の横で保険の代理店をしていたことがきっかけで、知り合った方です。私よりも年は10歳年上。東京出身。奥さんが帯広の方だったので、縁があって帯広に戻ってきたタイミングでした。
私も、北見から帯広に戻ってきたタイミングで、お互いにこれからというときに、同じビルの隣同士のめぐりあわせでした。共栄ビル。家賃が28,000円。私同様、金子さんも事務所家賃が安かったのでここへの入居でした。
私も金子も、従業員を雇う余裕はなかったので、暇なときはお互いの事務所を覗きあい、お互いいないときにお客さんが来たときはフォローしあう関係でした。事業を始めてから1年経ち、私の仕事の方が先に、人手が必要になってきたので、金子さんにお願いして、私の会社に加わってもらいました。昨日のような出来事のように記憶しておりますが、あれから13年の年月が過ぎました。
気が付けば、彼も59歳。髪の毛も随分白くなりました。
彼の人生の貴重な時間を、会社のために費やしていただき、感謝しております。
そんな彼から、生まれ育った東京に戻って、友人と不動産会社をスタートさせたいという相談がありました。
彼が望むなら、自分の信じる道を進むことに私の意見などありません。年齢を考えても頑張ってあと10年くらいでしょうか。。一度きりの人生なので、思い切りやったらいいというのが私の本音です。うまくいかなかったら、いつでも戻って来いよとは、今まさに事業を始める彼にいうのは失礼かなぁと思い、言葉にしておりませんが、不測の事態があった時には、彼から受けた13年間のお礼をしたく思っております。
13年間、一緒に働いてきた仲間が去っていく寂しさはありますが、東京でひと肌あげて、帯広に凱旋してほしいと願っております。
陰ながら応援しております。。