3月末ギリギリでしたが、買い取った一戸建てがあります。
身内の方からのご依頼でした。物件の所有者は、余命の宣告を受けており、病床中だということでした。帯広の病院から札幌の病院に移るタイミングでした。
身内の方から、”3月末日に帯広を離れるため、その前に、家を処分したい”という本人の希望があり、できれば早めに現金化したいという相談でした。
一通り話を聞いて、とても急いでいる様子でした。誠実に、自分たちが出せる精一杯の金額を提示し、喜んでいただき、買い取りしました。立地に惚れ、売る自信があったので、高めで買い取りました。
ただ、身内の方から売りに当たり、1つだけお願いがありますと言われました。”わがままなのはわかっておりますが、買い取ってもらったあと、出きれれば本人が亡くなってから49日まで、家を使わしてほしい。。。”
何となくですが、お客様の状況は、察しました。本人の人生最後のお願いを僕たちが聞かせて頂けるのであればと謙虚な気持ちで、”いいですよ”と返事をしました。
今日、そのときに一緒に同行した店長からラインがありました。
”先日のお客様、移られた札幌の病院でお亡くなりになりました”と連絡がありました。
振り返れば、実はギリギリの買取り依頼のタイミングだったのかなぁと振り返っておりました。
人生を終える時に、持っていける物があるのであれば、自分のハートだけなんだろうなぁと、いつも、人に死に際して思うことです。。。