昨日、地元の大手建設会社の会社更生法申請のニュースが報じられました。僕らと同様に、賃貸斡旋も業務として行っている同業者になるので、よく知った会社になります。実は、4年前に帯広にUターンにで帰ってきたときに、この会社の方から、立ち上げ間もないころ、厳しいご指摘いただいたことがあり、それを思い出しながら、このニュースの記事を読んでおりました。創業間もない当時、僕たちが始めた仲介料をお客様から頂かない形の営業手法とこの会社の大家さんへの営業に対して〝池原さんのやり方は、地元の同業者にほかされる。経営できなくなるようになる。当社の家主に直接営業してもらっては困る。業界の常識をわきまえて、会社許可をもらってから家主の営業をしてほしい。。〟といわれた思い出があります。会社としても、市場を乱す当社に対して、また、管理している大家さんに接触して営業するわれわれに対して、物件を出せないということだった(われわれといっても2人+事務員ですが)。当時、8坪の事務所で月に、数件しか賃貸斡旋の商いができていない自分たちの非力さを感じつつ、同時に2000室以上管理しているこの会社の物件を扱えない寂しさがありましたが、規模も実績も違う相手方に対して返す言葉もなく、苦し紛れに〝1年後、会社が残っていれば、世の中から支持された会社だと思ってください。直接オーナー訪問していきますので、法に触れることがあれば、お知らせ下さい〟って言って、悔しい思いをしながら事務所に帰ってきた思い出があります。当社も、いつなくなってしまうかわかりません。お客さまが1人もきて頂けなくなったら、会社の営業はおろか、自分たちの生活すらもできなくなります。お客様と接するときの真摯な気持ち、とっても大切な気がします。今接客以外の仕事が出てきて、お客様と接する機会が少なくなってきておりますが、まずはともあれ〝数ある不動産業者の中から、当社にきていただきありがとうございます〟って言う気持ち、忘れずにいきたいものだなぁと思っております。