リースバック

リースバック。
プロレスの技の名前ではありません。
店舗の賃貸契約でよくある賃貸契約の形態です。
といっても、今更ですが、最近、どのようなことなのか理解できました。
不動産の仕事を長くやってきましたが、情けない。。こんなことも知らずに、知ったかぶりをして仕事をしていたとは。。。
どういうことかというと、借りたい方が、土地の所有者に建物を建てる資金を一括で全部提供し、物件を建ててもらって、借りることをいいます。
提供した建物の資金は、最初に決めた年数で分割でお金を出してくれた借主に返金していきます。
結果、土地の所有者は、家賃は毎月入りますが、そこから資金提供してもらった建物代金の返済を引いて行きます。
まどろっかしい説明になってしまいました。
具体的にいきます。
駅前に土地を持っていたオーナーに、コンビニを作るので建物を作って貸してくれないかと依頼しました。
オーナーは、建てる資金がないので、無理だと断ったとしましょう。
そこで、コンビニの運営会社が、?じゃ建物のお金は、いったん全部、地主さんにお貸しするので、まったく手出しなしで、我々の出した資金で建物を建てて、それを貸してくれないか?と、再度、依頼。
建物の建設費用は1,200万円。
土地の地主さんは、お金がかからないんだったら、出してくれる1,200円で建てることをきめる。
そして家賃は毎月50万円と決定する。
ただし、10年で最初に出した1200万円を分割で返済してほしいとコンビニさんから言われ、地主も承諾する。
10年間で1,200万円を返済していくので、1年間に120万円、月額で10万円支払っていくことになります。
この地主さんは、毎月50万円の家賃から返済分の10万円を引いて、40万円の実質的な収入を得ていくことになります。
いい場所に土地を持っている地主さんには、このような話があるのも現実にある話です。
このような商談に携われるんも、仕事冥利でしょうか。
そのような話が来るようなところに土地を持ってみたいもんです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。