恒大集団 の負債額が48兆円。天文学的な数字なので、想像できませんが、まぁすごい負債としか言いようがないです。。。
先日、中国の方たちのとご一緒させてもらい、個人的に中国が以前よりも身近に感じような心持でおります。。
それはそれとして、今回の多額の負債。。
なぜ、そんな借金ができたのか?そう思ったかたいらっしゃるんじゃないでしょうか。。私もそう思った一人です。
ちょっと調べてみました。どうしてなのか?カラクリは、単純でした。
まず、マンション用地を銀行から借り入れを起こして土地を買います。そして、建築業者に建てもらいます。中国では、ほぼ、建て終わる前に(建設前、建築中)に完売。「プレセール(事前販売制)」と言われる販売方式になります。そして、不動産業者は、建設が終わったら、建築業者にお金を払います。
これが、一連の流れになります。
そうすると、マンションを建てる前に、不動産会社には、マンションの売上げが入っていることになります。仮に、完成まで3年かかるとすると、その売上のお金を3年間、運用できるという状況が生まれます。
土地さえ買えるお金があれば、建築計画して、できる前に売却し、どんどん会社にお金がたまっている状態になります。完成時に、建築費を払わなくてはなりませんが、その日が来るまで、そのお金を使ってどんどん土地を買って、作り続けた結果、売れ残ってしまい、かなりの在庫になってしまって、完成した時に、建築費を払うお金が会社になくなっていたという事態になったということです。
作りすぎて売れない在庫だらけになり、建築業者などに払う負債が48兆円にも膨れ上がったというのが、ざっくりの今回の恒大集団の騒ぎです。
おそらく、最初のうちは、作れば売れるという状況だったようです。売れるので、マンション価格も上昇して、投資目的(買って売って、儲ける)でのマンション所有も過熱して、空前のバブル(マンションの値段がどんどん上がる)現象になっていたようです。
48兆円の負債か。。。やりすぎでしょう笑。。さすが人口10億を超える国です。。で、現在、中国国内は、工事が途中で止まったものもので溢れてしまっているということです。
まぁ。購入者した人からすると、お金は払ったが、物が完成しないで工事がストップしている状況なので、騒ぎになりますよね。。
日本の場合は、販売方式が違うせいか、まず、そのようなこと起こりにくくなっています。新築の物件は、購入の予約して、せいぜい数十万円程度の手金を払っておいて、完成してから決済するという流れですので、消費者がこのようなことになるケースはまず少ないでしょうか。。
これから、これらの建物は、どうなっていくのでしょうか。興味本位ですが。興味深く見守っていたく思っております(自分たちのビジネスとは関係ないですが。。。)。
まぁ、壊すにもお金がかかるし、どうなるのでしょうか。。この状態のものを、安価で買って、工事を再開するっていうことは可能なのでしょうか。