盛土

7月。曇の日が続けています。帯広も梅雨入りしているのでしょうか。

熱海で起きた土石流。そのすざましさをテレビで見ながら、被災された方を気の毒に思うのと、その原因となった盛土(もりどと呼びますが)の危険性を感じました。

私の住んでいる帯広市。十勝平野の中心に位置しています。なので土地は平らです。わざわざ費用をかけて、山を削ったり、盛ったりして平らな土地を作ることがない土地柄です。

『盛土』

聞き慣れない用語で新鮮な響きでしょうか。ただ、宅建の試験では、盛土と切土は、出てくるので、不動産業界では知られていることです。

ちなみに、余談になりますが、盛土と切土には、下の図のようにある限度を超えると、行政に許可申請しなくてはならなくなります。


盛土は、盛っても1メートルまで。それ以上もる場合は、許可申請が必要になります。

今回、神奈川県熱海市で起こった、盛土に起因する土石流の発生事故。盛土をした過去の土地所有者が悪いのか、盛った後に土地を買った現土地所有者の管理不行きが悪いのか、許認可を出す側の神奈川県の監督不行きが悪いのか、損害賠償をめぐって争われていくんだろうと思います。どのようなことになるのか興味のあるところです。

今回から得られる教訓ですが、何事も盛り過ぎはよくないことってことでしょうか。