フランチャイズの仲間で、アメリカの借家を会社で4棟所有して、資産運用されている方がおります。
例えばこの物件。所有されている1つですが、みてみましょう。
日本円で3,800万円くらいの中古の一戸建て。家賃が年間240万円。利回りはというと、6.3%(240万円÷3,800万円)。さして、利回りはよくありません。帯広の借家だと利回りは10~15%は出るので、半分くらい利回りでしょうか。。
が、しかし、それでも、彼曰く。アメリカの投資物件は魅力的です。。。持ちたくなる理由があるとのことです。
どうしてなんだろうか?
話を聞いて理解できました。
利回りが低くてもアメリカに物件を持つ理由。。それは、会社の節税対策でした。
アメリカの不動産の特徴は、年数に関係なく、建物の価値が下がりません。むしろ、古いが故に、上がるもののあるくらいです。例えば上の物件ですが、築22年です。建物が3,000万円で建物が800万円。郊外の一戸建ては、価格に占める建物の割合が8割くらいが普通だそうです(日本ではそうはならない。。20年以上も築年数が経つと、建てたときの2,3割くらいの評価になります。)。
アメリカは、建物の価値は年数と共に建物の価値が下がらないところに節税のポイントがあります。
例えば、日本で築20年くらいの木造の物件を購入すると、土地が3,000万円。建物が800万円。こんな感じです。
結局、日本とアメリカで、3,800万円の一戸建てを購入した時の税金、どのくらい節税に違いがでるか比較してみましょう。
日本 | アメリカ | |
土地 | 3,000万円 | 800万円 |
建物 | 800万円 | 3,000万円 |
減価償却(1年間) | 200万円 | 750万円 |
節税効果(4年累計) | 240万円 | 900万円 |
ざっくりなんですが(細かい話は抜きとして)、法人税を約30%とした場合、日本だと4年間合計の節税額が240万円。アメリカだと900万円節税になります。
確かにね。。。
問題は、アメリカの物件を買うときに、日本の金融機関さんが融資してくれるかどうか。。。色々な方法があるようなので、次回、ブログで書き留めておきたく思っております。。