トカゲは、体の3分の1まで切り取られても、また尻尾がでてきて命には影響がないといわれております。それ以上切り取られると死んでしまいます。
体がとられる賭け。人生で何回あるんだろうか。
皆さんどうでしょうか?
あまりそのようなことはしない方がよいことですが、少々長く生きているとそのようなケースも出てくるもんです。
先日、1つの賭けをしました。
前の日に、どうしようか迷いました。チャンスと感じ、いけると判断しました。
そう、日銀の金融政策。力強い感じがします。どんどん一万円札が流通され2年間で約2倍の紙幣が国内に出回ることになる今回の政策。この金融緩和政策。じゃばじゃば札束が世の名に出るのは、銀行が市場に貸し付けながら流通していくということになります。お金を借り易くなるということは、不動産もどんどん銀行の借り入れをして買い易くなります。銀行の力を借りて不動産を持つ人が増える。買う人が多くなると不動産の値段も上がる。このサイクルに入ってくると、かつて経験した不動産バブルということになるんでしょか。
今、まだバブルは起きておりませんが、首都圏では不動産が上昇に転じております。
少なくとも、ここ帯広でも、昨年よりは不動産は動いております。
不動産業者として、このタイミングでやっておきたいこと。いくつかあります。
沢山流通する紙幣により、今の1万円価値と、2年後の1万円の価値を比べたならば、今の方が価値があるのでないかと予想されます。
だから、今、価値のあるお金を、将来価値の出る不動産に変えておくこともよい選択肢と思います。我々でいうと、不動産の買い取り積極的にやるタイミングでしょうか。
売るものを確保しておくというのが我々不動産業者が考えることなんです。
そんなことも、判断の背景にあり、また、これは不動産的にも売れる。2年後を見据えて、必ず不動産の売り物として高くなるという可能性もあると判断し、少々賭けじみた買い取り致しました。
自分が一番好きな仕事での賭なので、仮に想定外のことになっても仕事で挽回すれば良いだけです。
なんで、トカゲの体がとられるというにはオーバーでしたが、少々ビビッっております。すいません。。。
そう帯広の不動産案件の買い取りです。
額が大きいのと、急な案件だったので、私の会社だけでは抱えきることができず、同業の社長と、最初に必要な最低限のお金を半分づつ出し合い、買い取りとました。
それぞれ折半で出し合い、そのお金の信用を借り、足りない分は、支払いを先延ばしにし時間を稼いで凌ぐ方法をとりました。
我々のような小さい会社では、これくらいが限界でしょうか。
私の方は、積み立てていた自分の生命保険やスタッフのために積み立てていた退職金積立金、会社の定期貯金、ITで得た利益などを切り崩して資金調達しました。リスクのある案件。金融機関からの資金調達はしませんでした。時間的に間に合わなかったという事情もありました。
一緒に出し合った社長の調達したお金も、いろいろな銀行の袋に100万円ずつ分けてありました。きっと、工面してこの期日に用意さえたのかなぁと思います。何とか買いつないだこの案件です。
ともあれ、僕たちが出来得る準備は終わりました。
仮説の過程で間違っているところもあろうかと思いますが、何となくそんな明るい業界の近未来を想定して、信じて、先回りしながらビジネスを有利に進めていきたいものです。
本当は、結構ドキドキしています。まだまだ小心者です。。
浅はかな知識と、感を頼りに、目利きしていける不動産案件は、ここ1年は安全圏でしょうか。今年出店する2店舗にも開業資金、運転資金の準備金が必要です。積極的にいきます。