財産を相続する人も身内の方もおらず、病気を患っている方から“ハウスリースバック”のお問い合わせがありました。
ハウスリースバックという商品は、自宅をハウスドゥに売却して、ハウスドゥが大家さんになって、売ったお客さんに借家で貸すという商品です。
なので、売っても住める。。というキャッチの商品です。
営業担当がお客様のところにお伺いして、話を聞いて会社に戻ってきました。
“代表、お伺いしたお客さん、言う通り寿命の短いお客さんのでした。で、身内がみな他界しており、身寄りもなく、自分の財産を相続する方もいない方でした。。。”
“そうか。。本当にそんなひといるんだなぁ。。”
“このお客さん、そんな状況なので、自分の自宅と敷地を売却して、そのまま死ぬまで自宅にいたいという相談でした。不動産を残してもしょうがないので、お金にしておきたいという相談でした。手残り1000万円で買ってほしいといわれて持ち帰りました”
“塩見くん、どうしようか?何坪あるのかなぁ?”
“140坪あります。坪10万でも1400万円になります。。。場所いいので、どうすかね。”
“いいよ。言い値で買おうか。そして、そのお客さんに、死ぬまで使ってもらおうか。”
不動産業という仕事を通じて、当たり前のことなんですが気づかされることがあります。
このお客さん同様、我々自身も限りがある命を、全うしたく思っております。