賃貸オーナーからの電話。“アパートの返済がきつい。家賃を下げてもいいので、1部屋でも多く入居させてほしい”。ちなみに初対面のオーナーです。その話し方が上士幌のお袋と似ていたので、何とも身内のことのように聞こえて、ひとまずご訪問してきました。やっぱり、似ていました。うちのお袋と。。
数年前に、ある方の勧めで賃貸アパートを購入されたようですが、年々入居率が落ち、年末には12部屋の部屋で半分空いるという状況でした。
借り入れをされて購入されているので、当然、見込んでいた家賃が入らないがために、集金する家賃に足し合わせをして、借り入れの返済をされていると言う状況でした。
さすがに、70歳を超える方には、きつい状況なのは感じ取れました。働いている自分でも、やっぱりきついだろうなぁと思いました。
ひとまず、頑張って満室になるようにがんばらなければなりません。
数年間人に任せていたので、空いている部屋も見ていないと言うことでした。早速、オーナーとひと部屋ひと部屋見て、現状を認識して、作戦ミーティングとなりました。正直、部屋の痛みもひどかったので、補修してきれいにしないと厳しい感じがしました。といっても、補修する余裕もないため、このオーナーのために、かかる補修費はいったん自分たちが全部出すことにしました。部屋が決まったら補修費用を何回かに分けて返済していただくってことにしました(後から、そんなかっこつけなくてもよかったなぁと思いましたが、まぁこれも何かの縁か。。)。
私のできることはこの辺が限界ですが、何とかご来店されるお客様に選んで頂ける様に、私もスタッフもこころひとつにして行きたいところです。オーナーもリスクを背負って賃貸経営ですが、今回ばかしは、お袋似のオーナーに最近親孝行もしていない懺悔の気持ちを込めて、リスクを覚悟でこのオーナーのために繁忙期なんとかしてみたいものです。