帯広の中心街で、ディスコのお店を計画されているお客様(25歳の青年です)の物件探し、お手伝いしております。昨年から、粘り強く探しておりましたが、その物件探しも今日で終わりとなりました(年末年始たまたまですが、私の方が出張が多く、自分の予定に合わせてもらいながらの対応となりました。お客様の方が粘り強く、付いてきて頂いた感じです)。
色々見ながらの物件探しでしたが、ようやく人生をかけてみることになった物件。実際は、家賃などの条件面で開きがあるので、オーナーとの交渉が残っておりました。辛抱強くご信頼頂いた方ですので、これをまとめなければ〝男じゃないしょっ〟って感じでしょうか。事務所でお客様と作戦を練って、2人で家賃交渉に行こうということになりました(この人生をかける交渉。場合によっては、涙の1つは流さないといかんなぁと打ち合わせも入念におこないました。当然、気持ちは1つになっておりましたが。。。)。いざ出陣。普通は、お客さんと一緒にオーナーのところに行くことはありませんが、やる側の心意気も感じていただき、何とかこちらの意向も汲んでもらえればというノリでした。オーナーとは、2回目の訪問になります。色々会話が弾みなんとなくいい感じです。当然、私とこの青年の頭の中は、どのタイミングで家賃の値下げのお願いを言い出そうかというでした。。。
さりげなく、お持ちした物件資料に書いておいた希望家賃。オーナーの目が留まったのか、オーナーから〝うぅーん、全部含めてこの値段ですか。。。。この金額。。。厳しいなぁ。〝。家賃の話が始まる。。。ここで何か言わなくては〟と私。しかし、重い空気に言葉が出ず、少しの沈黙の時間。
〝オーナー、何とか応援お願いします〟と私。もっとかっこいいこと言えねえのかよって。。。情けない。。。
〝帯広も、若い人が何かチャレンジしないと盛り上がらないしね。応援したいのだが。。〟とオーナー。このやり取りですが、結果やさしいオーナーの取り計らいにより、少し変則的名契約ですが、1年目は我々の希望家賃で、2年目以降は2割アップの賃料で話がまとまりました。
設備、内装の見積もり交渉、事業融資の申請など、まだ青年の超える壁はありそうですが、何とか出発点に立つ段取りがついたんでしょうか。
これらいくつかの課題を乗り越えた後、4月にオープンできればという希望が叶いますように。そして、何年か経って今度会うときは、〝池原さん、ビルを買いにきました〟ってこの青年の口から出ることを期待しております。けっぱれ25歳。