もう一つ、決算書にある貸借対照表。こちらの方が、慣れるまで扱いにくい感じがします。私も、銀行さんから、借入をしてから、この貸借対照表なるものが重要なんだなぁと感じ、理解するようにしました。。
貸借対照表って、こんな形状の表です。意味は説明するので、今は、理解できなくて大丈夫です(ググって出てきたものを貼り付けただけなので、中身の数字は気にしないでください)。初めて見ると、経理特有な言葉が出てきて、難解な感じがします。こんな表が貸借対照表と呼ばれるものです。各会社、必ず毎年決算の時に作成されます。
で、そもそも、なんでこんな貸借対照表のようなものが必要なのかということから、綴っていきたいと思います。
例えば、2人の子供(A君とB君)がいたとしましょう。共通点は、毎年、2人とも、1000円づつ貯金して、5年間で5,000円貯金して、今現在、財布に500円が入っている子供であるというだけです。
さて、この2人の子供から、”おじさん、来月、ちゃんとお金返すので、3,000円貸してくれませんか?”
さて、どちらに貸した方が、貸したお金が返ってくるかという問題?持っているお金で判断すると同じですが、ここで、2人の子供の貸借対照表が与えられました。
貸借対照表?なになに?どうやって見ればいいの?ってことになりますが、まずは、与えらたものは以下の通りです。
まずA君の貸借対照表はこれです。
次にB君の貸借対照表はこれです。
実は、B君について、お母さんから180,000円を借りて、ゲーム機とソフトを買っていました。A君は、お母さんからの借金がありません。もし、そんな情報がわかれば、借金のあるB君よりも、A君の方が、お金を貸しても安心という判断になります。
これを上の2つの貸借対照表で、垣間見ることができます。B君のお母さんからの借金は、右側の長期借入金というところに180,000円が計上され、負債合計が180,000円となっています。そして、その18万円が何につかわれたのかというのを左側の資産という項目の機械装置とソフトウェアというものに使われたということまでわかります。機械装置(=ゲーム機)が30,000円で、ソフトウェアが150,000円に使われているということがわかります。A君は、借金がないので、0円となっています。
つまり、貸借対照表って、簡単にいうと、借金がいくらあって、何に使われているのかを知ることができる表っていう側面があります。
なので、銀行さんにお金を借りに行くとき、必ず決算書を持ってきてくださいと言われます。
当然、この会社が、どのくらいの借金をして、その借金が何に使われているのか、お金を貸す側の銀行さんは知りたいのは、当然なことでしょうか。。
その1で綴った、損益計算書、そして、今回簡単に紹介した貸借対照表は、少々、見方を知っておくと、それぞれの会社の内情がわかってくるもんです。
で、上の貸借対照表ですが、少し詳しく説明すると、以下のようなに3つのブロックになっています。
貸借対照表の詳しい見方について、次回につづきます。